リズの独り言

昨夜の春の雨はやさしかったですね
音もなく、忍び寄るようにそして労るように大地に降りてきて木々や草花に春の準備を唆す
目覚めた時の五感は脳みそを心地よくくすぐる
木々の生き生きとした立ち姿に、地面のしっとりとした潤いに、遠くに聳える由布岳の凛々しい姿もお見合い写真のようにツンと澄まして見え、まるで心の中に栄養クリームを塗ったような気分になる

私の周りでシジュウガラの群れがツッピン、ツッピンと飛び回っていますワン
見上げた青空の中に白梅と紅梅の花がくっきりと見えるが私には花の姿よりも香りがなんとも芳しいワン
雨上がりの今朝は特にしっとりとしていつもより気分がいいワン 
お父さんは7日で68歳になったけれども私も後二日で8歳になるワン
人間で言えばお父さんと同じくらいの年齢だろうワン

2021・2月
リズ


最近は『リズ』と言って頭を撫でてくれるおいちゃんやおばちゃんがとても少ない気がするワン
たまに来る人も顔に白いマスクというものを皆しているから最初は怪しい気がするワン
でも近づいてくるとああ、あの人だということが匂いでわかるワン
やっぱり色々な人が頭を撫でてくれると嬉しいのでその時は思いっきり尻尾を振ることにしているワン
お父さんはよく女は愛嬌!というけれど私はその上に美人であるからとてもみんなに可愛がられるワン
でもやはり歳には勝てないような気がするワン
いつかちょっとだけネンキのいったお姉さんが言っていたのがよくわかるワン
北九州か福岡かどっかの人だったと思うけどワン

そういえばあの人もこの人も随分会っていないけど元気にされているのだろうかワン
でももうすぐ桜という花や緑の新芽があたり一面咲き出すと会える様な気がするワン
それがとても楽しみだワン

「リズの独り言」への2件のフィードバック

  1. リズお姉さま。地球年齢では私が二歳ばかり年下です。たからリズお姉さまと呼ばせて頂きます。リズお姉さまが、歳 とか
    なんだかんだと言われますと、今度、お会いす時は頬被りをしなければなりませんことよ。まるでこそ泥です。詩人か文学者になられたかと思う程のお父様と心優しい
    住人、そして四季折々に繰り広げられる、花のバトンタッチ。
    細川ガラシャの最後句です。
    「散るぬべき時知りてこそ、世の中の花も花なれ、人も人なれ」
    花は散る時を知ってます。だから人は花に魅了されます。私もそうありたいと、
    ガラシャは残しました。なんて綺麗な句でしょうか。リズお姉さまは、どれだけ沢山のその有り様を御覧になられたかと思います。リズお姉さま、天に届くまで
    吠えて吠えて下さいませ。早く、お会いできますように。私はテラスで空色ビールを
    飲みます。

    1. ののかオーナー

      准ちゃん、コメントありがとう
      いいですね
        散りぬべき時知りてこそ 世の中の
                   花も花なれ 人も人なれ
      髭マスターもそのことがよくわかる歳となりました
      空色のビール、飲みすぎないようにして下さい

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