夏の夜に思う

耳鳴りのような虫の音が次第に大きく響き渡って夏の夜が始まります
夕刻から高原は涼風が流れて心地よい時間帯でもあることを虫たちは知っているのだろうか
毎日決まった時間帯の大合唱はどなたか指揮者がいるのだろうか
ギンギンに冷えたビールを片手にお客様がテラスにやって来た
一方髭のマスターはレイコーで応酬する
秋の夜の野乃花の大音楽会の始まりです

ランタンの明かりのなんと風情のあることか
何ともいえない明かりに誘われるのは虫だけではなく酔っ払いも同じであるようだ
たまには夏の夜の満点の星あかりのもと暫し『無』の境地になって自然に同化するのも悪くはない

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