神様が詩人になった日

 神様Hからメールが届く

『野乃花に吹く風』
 寒さに凍えながら駐車場から歩くと炎が館の隅で待っている。
火点が館の奥へと快く導いてくれる。それだけで身体が暖かくなる。
 更に、マスターが淹れる自生させた人生フルーツのハブ茶で心までのもてなしが始まる。
 大分県の地産地消による食材で作られる料理。
時が素材の力を生み出し、余計なものはいらない。
 まずは、シェフによる平目やカボスブリのお造りから始まる。
 九重の友人農家による新鮮な野菜とお米、ブランドの豊後牛のステーキを味わい尽くす。
 奥様が山ガールの如く野山を駆け巡り摘み取った蕗の薹の天ぷら、こごみ、ヤマメの唐揚げに舌鼓を打つ。
そんな自然素材の数々の思い出が過(よ)ぎる。
 そして手摘みの野苺やブルーベリーのソルベで脳裏まで味わい尽くして穏やかな1日が終わろうとしている。
 時には、手作りジャムのブレッドとプレーンオムレツに自家製トマトケチャップのトッピングの洋食モーニングで、玄関脇の福寿草や庭の間も無く咲く枝垂れ桜を眺めながら1日が始まる春が歩き出す。
 そんな宿があった風が今も吹いている。
  ー神様Hの独り言ー

 神様からのメールをそのまま掲載させていただきました 野乃花の営業もあと三週間となりました どんどんと、思い出どっしりと、泣き笑いのうちに時が過ぎていきます 二月三月で来れなかった方からは温かい心のこもったお手紙やメールをいただいています 髭のマスターも今日歯医者に行って治療中に眠りこける程疲れていますがなんとか頑張っています 髭のマスターが大物なのか、Y先生が腕が良いのか・・・恐らく両方だと思いますが! 只今野乃花で使用していた一部の器たちをお分け致しております 野乃花の思い出に一つ如何でしょうか

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