15年ぶりに池田さんが泊まりにみえられました
22年8月に発行された歌集『水色の傘はかはない』を頂いた
もちろん著者は池田さんである
静かな内にぴーんと張り詰めた人生、周りの人に安らぎと落ち着きを与えてしまう空気
池田さんの歌を目にするのは初めてのことであるが『凄い』と心が反応している
山の図書室 野乃花に置いてあるのでみなさん手にとってみてください
この本は福岡県歌人会優良歌集賞と日本詩歌句随筆評論大賞を受賞されました
じっくりと読んでみたいと思う
それでも昨夜手にとってみたので少しだけご紹介しますね
街路樹の根元に生(あ)れたる一輪の その名は知らず『はな』とだけ呼ぶ
小つばめを巣に戻し終へ青年が去るまで5分 一日(ひとひ)ぬくもる
静寂(しじま)なる夜などは無しむささびの 爪痕残るぶなの樹を見よ
張りつくと見えたる雲もわづかづつ 風のゆくへに解かれてゆけり
森の宿日記に掲載することをご本人に了承いただきました
また森の宿日記に登場することをご期待くださいね
池田 玲歌集
水色の傘は買はない
発行所 いりの舎 ☎️03(6413)8426